毎週ラジエーションハウスを楽しみにしているカズッチです!
診療放射線技師を演じている役者さんの演技力の高さもあり、毎回ドラマに夢中になってしまってます。
視聴率も好調で、評判も上々のようですね。
ただ、少し困ったことに職場でも見ている同僚も多く、最近は
「うちの病院の技師はあんなにかっこ良くない!」
とか
「レントゲン室で、いっつもカップ麺食べてるの?」
とか言われて、いじられています。
まあ、いろんな人に診療放射線技師の事を知ってもらえるのは嬉しい事です。
今回は少し医療用語の補足をして、後は感想とツッコみを中心に書いてみようと思います。
ラジハ第8話の感想!
前回の終わりに小野寺技師長に気づかれてしまいましたが、技師長は五十嵐が医師免許を持っている事は秘密にしてくれるんですね。
それにしても、小野寺技師長は五十嵐が医師だと知ってからの態度が怪しすぎます。
遠藤憲一さんの演技力の高さが技師長のしらばっくれる演技の下手さを際立ててますね。
鏑木先生は顔に泥を塗られ、最後にお化けのお面をかぶってましたが、どんな気持ちだったのでしょうか?
とても気になりました。
そして、今回ついに甘春先生が五十嵐が医師免許を持っていることを知ってしまいました。
最終話まで、あと少しです。
五十嵐と甘春先生に広瀬と辻村先生の4人の気持ちと関係性がどうなっていくか気になりますね。
終盤になって、医療の話より人間関係が中心になってきたような気がしますが、最後まで診療放射線技師の活躍を描いて欲しいですね。
Trick or Treatは偽陽性 or 手術?
ハロウィンのTrick or Treatは「お菓子をくれないとイタズラするぞ!」て事ですよね。
trickはイタズラという意味の他に「欺くたくらみ」や「ごまかし」の意味があり、treatには治療するという意味があります。
そのため、偽の陽性もしくは手術による治療ということでTrick or Treatとかけた表現をしたのですね。
造影CTの所見
虫垂とは盲腸の下から出ているミミズみたいな臓器のことで、何らかの原因で虫垂に炎症が起こることを虫垂炎(一般的に言う盲腸)と言います。
虫垂炎では、周りの脂肪組織にも炎症が広がり、CTで脂肪組織の濃度上昇があり、モヤモヤっと混濁して見られます。
若井さんの造影CT画像にはそれがないため虫垂炎ではない可能性があったのです。
そして、右下腹部の痛みの原因は回腸末端炎の可能性があると言っていました。
小腸は前半部を空腸、後半部を回腸と言います。
回腸の末端部は大腸(盲腸)に繋がっていて、そこで炎症が起こっているため右下腹部に痛みが出ているとの予想でした。
T2強調画像とは?
MRIは磁力を体に当てて、体から出てきた信号を画像化する検査です。
具体的な説明解説は複雑すぎるので、ざっくり言うと体から出てきた信号によって色々な画像を作るのです。
その中でT2強調画像は水が白く描出されます。
炎症を起こしている所は自由水が増えるためT2強調画像では高信号になり白く描出されるので炎症の評価ができるのです。
回復体位とは?
回復体位とは意識障害のある患者に対して行う体位です。
エレベーター内で痙攣をおこした久美ちゃんを横向きにして寝かせていましたね。
仰向けにしていると舌が落ち込んで気道を塞いだり、嘔吐をした場合に吐瀉物で気道を塞ぎ窒息の可能性があるので、横向きにしています。
ただ横を向くだけではなく、ちゃんとした手や足の位置があり、さらに気道確保のために少し顎を出すようにしておきます。
医療現場だけでなく、飲み会の席などで酔いつぶれた人を寝かせる時に最適の体位なので、覚えておくことをおすすめします。
ちなみに、回復体位は意識障害はあるが呼吸が正常の場合に取る体位です。
今回久美ちゃんは呼吸が浅かったので、回復体位よりも心肺蘇生の時に取る下顎挙上の体位で気道確保を行った方が良いとの五十嵐の判断でした。
第8話のツッコミどころ!
もちろんドラマですし、本当の現場との違いをまじめにツッコむのは面白さを台無しにしてしまいます。
批判としてツッコんでいるのではなく、楽しみながら面白おかしくツッコんでますので、ご了承ください。
【この時期にハロウィンって!】
Trick or Treatにかけた表現のためとはいえ、あまりに時期外れなのではないでしょうか?
原作は秋に掲載された話だったんですかね?
【エレベーターに閉じ込められる】
甘春先生と久美ちゃんが2人で乗ってるエレベーターがラジエーションハウスの階でピンポイントで止まり、久美ちゃんが痙攣を起こす。
あまりに偶然が重なり過ぎてます!
もし、あのタイミングで甘春先生が見つけて、一緒に乗ってなかったらどうなっていた事か。
【五十嵐の指示】
エレベーターに閉じ込められた甘春先生に、回復体位から 下顎挙上位に体位変換する指示を出してました。
鏑木先生には「10分以上痙攣が続くと重篤な障害が脳に残る危険性があります!」と言い放ってます。
さらに、エレベーターをこじ開ける寸前にジアゼパム(抗痙攣薬)の準備を指示していました。
やってることは完全に医師の行動です。
鏑木先生は現場にいましたが、どう思っていたのでしょうか?
気になります…。
【久美ちゃんの状態】
久美ちゃんが検査を嫌がっていた理由は何だったんでしょうか?
「暗いとこヤダ」って言ってましたが本当にただ検査が怖かっただけ?
それとも他に理由があったのでしょうか?
そして、治療をしていたにも関わらず検査前に痙攣を起こしてしまいました。
さらにエレベーター内でも痙攣を起こしました。
治療は適切で効果が出ていたのでしょうか?
そして、エレベーターでの痙攣の後に後遺症などは残らなかったのか?
久美ちゃんの病状に関しては謎のまま第8話が終わってしまいました。
あまりにもモヤモヤを残し過ぎです!
まとめ
甘春先生にも五十嵐が医師免許を持っている事がばれてしまい、もうすぐクライマックスですね。
早く続きが見たいです。
第9話には元気になった久美ちゃんが出てきてくれないと、モヤモヤが残ってしまうので、ぜひ元気な顔を見せてもらいたいですね。
それでは、ラジエーションハウスと診療放射線技師をこれからも応援してください、よろしくお願いいたします。
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