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【月9ドラマ】ラジエーションハウス第5話を見た診療放射線技師の感想と解説!

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f:id:kazucchi_RT:20190506203330j:plainラジエーションハウスを毎回楽しみにしているカズッチです!

今回はAiの話でしたね。

Aiに関しては一般の人は、ほとんど聞いたことのない検査だったと思います。

私の勤めている病院でもAiを導入しようとする動きはありましたが、結局頓挫してしまい、私は実際にAiを行った事はありません。

しかし、私の知っているAiの知識とドラマの感想を含めて今回も補足をしていきたいと思います。

 

ラジハ第4話を見た感想

今回は原作通りとはいえ、さすがにツッコミどころ満載の内容でしたね。

診療放射線技師の仕事やAiの事を知ってもらえるのは嬉しいのですが、今回で視聴率が下がらなければ良いなと思いました。

話の内容はサスペンスドラマのような推理物を見ている感じでしたね。

犯人の肝臓への打撃や携帯電話の持ち去りなどを的確に当て、さらに左利きで格闘技経験者であることを見破るなんて金田一君並みの推理力でした。

Aiを駆使して犯人を追い詰める「診療放射線技師の事件簿」ってスピンオフも面白そうですね!

 

第4話は本当に今後の視聴率が心配になる内容でした…。

呼吸によるアーチファクトとは?

オープニングで甘春先生が五十嵐に画像を見せて、見解を求めているシーンがありましたね。

五十嵐は「呼吸によるアーチファクトですね。」と答えていました。

アーチファクトとは簡単に言うとノイズのことで、撮影した画像には様々なノイズが入り画像の質を落とします。

 

アーチファクトの中でも特に多いのは体が動くことによって生じるブレによる画質の低下です。

通常の写真を撮影する時も被写体が動いているとブレてしまい、見づらい写真になりますよね。

医療画像も体が動いたり、呼吸により臓器が動くことで画像がブレてしまい、写真が見づらくなってしまいます。

呼吸によって臓器が動き、画像がブレてしまっていることを「呼吸によるアーチファクト」と言います。

 

肺のレントゲン撮影の時に息を止めるのは、呼吸による画像のブレをなくすためなんです。

ですので、レントゲンの撮影をするときは、しっかり息を止めてくださいね。

 

ドラマに突っ込むのは野暮なんですが、呼吸によるブレは経験の浅い診療放射線技師でも判断ができます。

放射線科医の甘春先生が呼吸のアーチファクトを診療放射線技師の五十嵐に聞くのは、さすがに不自然に思えました…。

Ai(オートプシーイメージング)って何?

ドラマ内で広瀬も言っていましたが、AIと言うと一般的には人工知能を思い浮かべますよね。

人工知能はartificial intelligenceの略でAIですが、医療用語のAiはAutopsy imagingの略で死亡時画像診断という意味です。

少し細かい事を言うと人工知能を意味するAIはIが大文字で、死亡時画像診断のAiのiは小文字で表記しています。

簡単にAiを説明すると亡くなった方の死因を特定するためにCTやMRIなどで撮影をして、死因を画像的に判断する事です。

Aiのメリット

【体に傷をつけない】

 AiはCTやMRIなどの装置を使って画像を撮影するだけなので、体にメスを入れて傷をつけてしまう検死と異なり、体を傷つける事がありません。

そのため、遺族の心的負担も解剖よりは少なくなると考えられています。

【検査機器があればどの病院でも可能】

 解剖医はかなり大きな病院でなければ在籍していませんが、最近はCTもしくはMRIの装置は、ほとんどの病院にあります。

装置さえあれば、どのような小さい病院でもAiを行うことができます。

 【画像を残せる】

画像を残すことで、以前撮影した画像があれば比較することもできます。

さらに、後になって事件性が発覚した場合などの証拠などにも使うことができます。

Aiのデメリット

【業務が増える】

Aiは通常の診察が終わってから行う事が多いので、診療放射線技師や診断を行う医師の業務が増えることになります。

件数が増えれば職員の負担が増えることになります。

【遺族の同意が必要】

Aiを行うには基本的に遺族の同意が必要となります。

しかし、Aiは一般的な知名度が低く、突然の事だと遺族も気持ちの整理ができず、同意に応じれない事もあるようです。

【通常の患者と遺体を撮影する装置が同じ】

Aiを行う装置は通常の患者を撮影する装置と同じ装置を使用します。

診察時間内にAiを行う場合は他の患者に遺体を撮影していると知られないようにしますし、患者のいない診察時間外に行うような配慮をしています。

Ai認定診療放射線技師とは?

威能はAi認定を受けていると言われていましたね。

Ai認定診療放射線技師は日本放射線技師会の認定資格です。

Ai認定を受けるためには以下の全ての項目を満たさなければなりません。

  1. 診療放射線技師の資格を有している
  2. 資格取得後5年以上の実務経験があり、そのうち通算で2年以上CT等のAiに必要な画像診断装置の使用経験があること
  3. 技師会の主催する基礎講習「X線CT検査」または日本X線CT専門技師認定機構主催の「X線CT認定技師講習会」と死亡時画像診断(Ai)認定講習会を受講していること
  4. Aiをした経験があること

Aiを行っている病院に勤務していれば全ての条件を満たすことは、そこまで難しくはなさそうです。 

撮影時の放射線量

放射線を使った検査では、使用する放射線量が多ければ多いほど情報量が多くなり、画像が見やすくなります。

しかし、生きている人に放射線をたくさん当ててしまうとガンなどのリスクが出ると考えられています。

※通常のレントゲン検査ではガンの発生率はほぼ0と言ってもいいのですが、理論的には増えると言う意味です

ですので、放射線を使用する検査では診断に必要な画質を得るための最低限の線量を使用して撮影をします。

しかし、遺体の撮影に関してはガンの発生リスクを考慮する必要がないので、画質を最大限にするために放射線量を多くすることが可能です。

MPRって何?

Aiの撮影が終わった時に小野寺技師長がMPRを作ると言っていましたね。

MPRとは multi planer reconstructionの略で任意多断面再構成法と言う意味です。

言葉では何のことか良くわかりませんね。

通常CT検査では体を輪切りにした画像を得ることができます。

CT検査で得られたデータからたくさんの画像を重ねることで輪切り以外の任意の断面で切った画像を得ることができます。

また、同じように重ねた画像から3Dの画像を作る事もできるのです。

MPRや3Dを作る事で、輪切りだけでは診断できなかった病気を見つける事もできます。

ちなみに、MRIはCTと違い特殊な処理をしなくても任意の断面像を作成することができます。

まとめ

今回のドラマの内容に関しては賛否両論があるでしょうし、完全に五十嵐技師の事件簿になってました。

しかし、Aiがどのようなもので、どのような意義があるかを一般の方に知ってもらう良い機会にはなったと思います。

第3話のデンスブレストや健康診断の「異常なし」の意味もですが、医療従事者としては常識の内容でも一般の方は知らない事が多いです。

今までの医療ドラマと違い、普段触れる事のない医療の知識に触れる事ができる良いドラマだと思います。

診療放射線技師の仕事や医療の事を知ってもらうためにも、今後ともラジエーションハウスを見てください。

次は、ちゃんとした医療ドラマの内容だと思います、たぶん…。

 

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